モックンモーガンフィールドのミッドナイトシネマクラブ
大阪の40男、モックンモーガンフィールドが自分の足元を確認するために見てきた映画のお話と、それにまつわるよもやま話を紹介していきます。

Big_kirakira_5

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2009.04.15 アキレスと亀
アキレスと亀 [DVD]アキレスと亀 [DVD]
(2009/02/20)
ビートたけし樋口可南子

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子供の頃、よく言われたことの一つに
『貴方はやったらできるのに!』という言葉があります。
そうなんです。
やれば、おおよそのことはできるんです。
みんなそういわれたことがあるはずです。
思えば、子供の頃って、誰もが平等に
無限の可能性をもってるんですね・・・
なんて言えば、この主人公の親とおんなじになるのか・・・

アキレスと亀
永遠に追いつけないジレンマ・・・・
それにしても、この人何が言いたいのかな?
この映画売れなきゃ、シャレにならん状況のはずなのに
こんなバカバカしくて、難しくい問題をテーマにしちゃって・・・

けど、やっぱり好きです、この独特の間合いというか空気というか。
ミョウな時間の流れみたいなもの。

つくづく思うに、表現者って選ばれた人しかやっちゃいけないのかもしれませんね。
選ばれもしないのに立候補して、自分でやる!なんてこと言い出したら
人生というか人間のバランスをくずしちゃうのかもしれません。
無理がたたるんでしょうね。
周囲に対してあまりにも、敏感に感じすぎるから、
自分だけじゃ受け止められないから、何か表現せざるを得なくなって
絵とかメロディとかリズムとか言葉とかがあふれ出してきて
他の人にも一緒になって受け止めてもらわなくちゃ、しんどくてしょうがない・・・
そんな人だけが許されるのかもしれませんね。
そんなに感じる能力もなかったら、考えるだけ考えて
クスリ使ってなんか感じようとして、あげくの果てに体も頭もこわして・・・

娘の死を前にして、何かやりだすのは
実際に父親をなくしたこの人が、考え出したギャグ
『焼き方はミディアムで・・・』にも通じる、おそろしいギャグを思い出させたりして、
何だか、傑作なのかズッコケなのかよくわからんデキです。
あんまり話題にならなかったのわかります。

けど、やっぱりこの人も”カミ一重”に人なのかも・・・

アキレスと亀


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2009.04.02 おくりびと
おくりびと [DVD]おくりびと [DVD]
(2009/03/18)
本木雅弘広末涼子

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9年前、一緒に暮らしてた彼女を亡くしました。
ガンで一年近く患い、最後の1ヵ月はかなりツラい状態でした。
亡くなったと聞いた時、正直ほっとしました・・・
在宅看護サービスの看護士さんと、彼女のお母さんと一緒に
体をきれいに拭き、看護士さんが化粧そしてくれました。
一年間、痩せ続けた最後の顔しか覚えてなかったから、
納棺時はホントにきれいでした。


”セレモニーって大事なことなんだ。”
といったのは確か、マイケル・チミノ

間違いなく誰にも平等にやってくるもの、”死”・・・
子供の頃、死ぬことがホントに怖かった。
それこそ”死ぬほどに”恐ろしかった。
お祖母ちゃんが90歳で亡くなった時、周囲の誰もが
”天寿を全うした””メデタイことや”と言ってくれた。
働くようになった時、死は怖いものでもなんでもなく、
遥かかなたの遠いものだったが、お祖母ちゃんの死で
冷静に捉えられるようになっていた。
それでも、彼女の進行性のガンの告知はショックで、
頭をハンマーでなぐられたような衝撃だった。
”時として、人生は貴方をレンガで殴りつける”
というスティーブ・ジョブズの言葉は本当だと思う。
一年がかりで彼女を送り出した翌年、
父親を亡くした。
悲しみよりも、厳かな気持ちで送り出してあげられた。

年を重ねるにつれて、”死”をかなり冷静に見つめられるようになった。
といっても、明日死んでもいいなんてことまでは思えない。
当たり前か・・・
人間は事象を概念でちゃんと考えることができる動物だ。
”死”をちゃんと見つめられるということは、
”生きる”ことの意味がわかったとは言わないが、けっこう冷静に
考えられるようになったからなのか、ただ単に年食った分だけ
物分りがよくなっただけなのか・・・

”人生の全てに意味があるから”というなら
今の私の仕事にも意味があるんだろうか・・・
なんて
いろんなことを考えてしまう映画でした。
やっぱり、それぞれの節目節目って大切にしたいですね。
すべての人必見の傑作だと思います。
言うまでもなく、アカデミー賞外国語賞受賞作品です。
本木雅弘はもはや名優ですね。
広末涼子ってこんなチャーミングだったのか・・・
監督の滝田洋二郎、矢沢永吉のお受験からずっと注目してました。


おくりびと





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お父さんのバックドロップ [DVD]お父さんのバックドロップ [DVD]
(2005/04/22)
宇梶剛士神木隆之介

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子供の頃、父親が○○だったら良かったのに!なんて思うことは
誰もおんなじなんでしょうか???
私が子供の頃は、やっぱり花形はプロ野球の選手。
物心ついたときから、巨人ファンでした。
兵庫県人でありながら、サンテレビさえも入らない田舎だったから
野球はテレビで見るものでしたから、いたしかたない・・・
サンテレビがワルイのか、はたまた電波を届かなくさせた六甲山が悪いのか???


”読んでから観るか、観てから読むか?”
と言ったのは確か角川映画。

この作品、原作があの人。
そう中島らも
ナニワが誇る奇人変人。
アル中状態で、階段から落ちて死んだ人。
真夜中のFMのディスクジョッキーで、水道ポンプの閉め方の取り扱い説明書を
朗読して、眠りに誘うという企画をやってみせた、正真正銘の奇人です。
あの灘中、灘高から大阪芸大、そしてあのカネテツデリカフーズの
ケッタイな広告で、大阪ではホンマに変人でチョー有名なひと。

映画は大したことなかった、正直・・・
が、しかしながら!
お父さんがプロレスラーという設定が、中島らもらしい!
それでもって、役割として悪役というのがまたまたいい!
ラストは何故か泣いてしまった??????

父を嫌う息子にむかっていうお父さんのセリフもまたいい!
『学校でそうじ当番があるやろ?それとおんなじや!
 誰かがイヤな役をせなあかんねん。』

原作をすごく読んでみたくなりました。
まあ、それだけでも観る価値ありということで・・・
それにしても、南方師匠もごっつエエ感じです。


お父さんのバックドロップ





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異人たちとの夏異人たちとの夏
(2008/01/30)
風間杜夫秋吉久美子

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ちょうど去年の盆から今頃にかけて、
急に激しいウツの症状に陥った。
8年前に、一緒に暮らしていた彼女をガンで亡くしたのだが、
押入れを片付けたところ、彼女の古ぼけたブランド物が一気に出てきた。
何も考えず、『使えるものなら使おうかな・・・』くらいにしか考えてなかった。

お盆前から、何だか胸が切ない感覚になってきて
寝ても醒めても、病気で苦しんでた彼女とのやりとりが
つい今しがたのことのように、怖いくらいに生々しく思い出された。
怖くもないし、恐ろしくもない・・・
今まさに自分の中に彼女がいて、いろんなことをいっぱい思い出させてるかのような
そんなヘンな感覚に悩まされた。



とにかく辛く、悲しい約4ヶ月だった。
完全に死相が出ていたらしい。
ちょうどこの映画の風間杜夫みたいな顔だったんだろうか???


ひょんなことから、ひと夏死んだ両親と過ごしてしまう主人公。
ありえないこととわかっていながら、まだ若かった元気な両親と一緒に・・・

ありふれた怪談話です。
けれど、まさか自分によく似た状況が起こりうるとは思いもよりませんでした。


今の生活にふと疲れた方、どうぞ・・・
そう、オレも疲れてたのかな???

監督は映像の魔術師 大林宣彦監督です。
片岡鶴太郎が役者として開眼した力作です。
この妙な色合いがいいですね。


異人たちとの夏


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